聞き上手と共感力

From:吉本みかん

先日、メルマガで話の聞き方についてお話しました。

今日は、もう少し詳しくお話します。

話の聞き方で大事なのは、実は技術的なことではありません。

相手の話をありのまま聞けるかどうか、です。

相手が間違っていようが、自分の価値観とずれていようが、それはそれ、そのまま聞く。

人ってなかなかこれが出来ないんです。

ですので、心理カウンセラーのように話を聞けるようになるには、訓練が必要になってくるんです。

ですが、婚活をされている方は心理カウンセラーになるわけではありませんので、

ポイントだけ押さえておけばいいかと思います。

それでしたら、わりと簡単にできます。

しかも、最初は気持ちが伴っていなくても、相手は話を聞いてもらっているな、という感じになります。

なんちゃって傾聴ですね。

まず、どうして人は、相手の話をありのまま聞けないのか、ということですが、

人はそれぞれ、自分の価値観や考え方の物差しを持っています。

単純に、それに反する話だと、つい口出ししたくなるんです。

この時点で素直にありのままに話が聞けなくなります。

ありのまま話を聞くには、3つポイントがあります。

①相手に興味を持つ

そもそも、興味のない相手の話は聞けません。

内容に興味が持てないときでもこれはできます。

「どうして、この話をしているのかな?」という相手への興味が持てればいいんです。

言い換えると、相手の人そのものに興味が持てるかどうかですね。

②相手の話を判断しない

相手の話は、相手がそう思っている、というだけであって、実は、良いも悪いもないんです。

それに、相手はそう思っているのは100%間違いがない事実ですよね。

この聞き方は、共感の本質的なものです。

③相手にアドバイスをしない

つまり相手を変えようとしない、ということですね。

もちろん、アドバイスが必要な場合はアドバイスしてください。

ですけど、仲良くなる、という目的の会話ではアドバイスは不必要です。

つまり、自分の価値観を押し付けないということですね。

こんな話をすると、キーワードが共感、となってくるんですけど、

この共感という言葉が曲者です。

概念が曖昧なんですね。

簡単に言うと、相手からすると自分のことを理解してもらえた、という感覚。

心理カウンセリングを勉強しても、これだ、というスッキリした答えが出てきません。

言葉は簡単だけど説明するのがとても難しい概念なんです。

こういうときは、これは共感ではない、ということを考えたほうが簡単に理解できます。

つまり、共感とは、同意することではない。

同意することだと思っている人がいるんですけど、

そういう人は、なかなか共感することができません。

だから自分と好みや価値観が違うと「共感できない」と思ってしまうんです。

同意ではなく相手の気持ちを理解するということですね。

例えば、好みや価値観が違っても、それは横においといて、「あなたはそう感じるんですね」という理解です。

ここで、魔法の相槌があります。

「そうなんですね」

この言葉は、相手がそう思っている、ということを受け入れている言葉です。

でも、こちらは同意しているわけではありません。

これを、「そうですよね」と言ってしまうと、トラブルの原因になったりします。

あのとき、あなたも、そうだって言ったじゃない?というやつです。

だからと言って、違う、というと共感はできません。

そこで、便利な言葉が「そうなんですね」です(笑)

人付き合いが上手な人は、この言葉わりと使っています。

あなたも周りの人を観察してみると面白いと思います。

日本語としては正しいかどうか分かりませんが、人間関係の中では有効なフレーズになります。

ぜひ、口癖にしてみてください。

共感するうえで、もう1つ大事な前提があります。

それは、相手のことは分からないということ。

実は、「分かる」は危険な言葉なんです。

本当は他人のことは分からない、というのが正解です。

だから、分かる、と言うと共感しているみたいですが、相手の心のどこかで反発が生まれます。

「あなたに、私の気持ちが本当に分かるの?」というのが引っかかるんです。

話を聞いてもらっていて、身勝手は話ですが(笑)

「ねえ、ねえ、聞いて」と話を聞いていて、

「分かるわー」と言っていると、ん?って思われる。

ややこしいですよね、人の心って。

どちらかというと、分かることよりも「分かろうとしている態度」の方が重要です。

この「分かろうとしている態度」そのものが共感だったりします。

話全然この人理解してないけど、一生懸命話聞いてくれる。

共感してもらっている感じはするんですよね。

不思議ですよね。

頭で考えない、で聞くというのも大事です。

頭で考えて、相手はこう思っているだろう、という頭の中の理解したことは共感ではありません。

相手の気持ちを推測することではないんですね。

共感は、相手の話を聞きながら自分の中に湧きあがってきた感覚や感情です。

「話を聞いてたら、私も腹が立ってきたよ」

というのが共感ですね。

これは、合っている合っていないということではありません。

相手の話を聞いて、自分の中に湧き上がってきたものを、相手に伝えているだけです。

これには当たりはずれなないんですね。

例えば、

相手の話を聞いて、楽しい雰囲気を感じて、自分もちょっと楽しくなったとします。

「楽しそうですね」「いや、そんなことないんですよ」

となっても、はずれているけど、これも共感です。

これは、自分の中に湧きあがった感情であって、必ずしも相手の感情と100%一致させるのが目的ではないんです。

そのあと、「本当は、楽しそうってよく言われるけど大変なことの方が多いんですよ」

と相手が正してくれたりします。

何を言いたいのかと言いますと、

相手の好みや価値観、要望などを理解しようとする態度のほうが大事ということです。

言葉で言うと、共感よりも共感的理解。

この理解しようとする態度そのものが、なぜか相手にとっては共感してくれているように感じるんですね。

共感は概念も難しいですけど、共感的理解なら誰でも覚えることができます。

結果的に、これをやっていると、

共感力も上がってくるから不思議ですね。

あなたも、共感力を磨いて聞き上手になろうと思ったら、

共感的理解に挑戦してみてください。

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