From:吉本みかん
デート中など、会話が続かない、という方も多いと思います。
沈黙が気まずいですよね。
そんなとき、面白い話が出来れば、とつい思って色々ネタは仕入れるけど、
それでも相手が興味を持ってくれる話をできるわけではない。
さて、どうすればいいのでしょうか。
人は、つい、面白い話をする方法に意識がいきがちですけど、本当にそれで会話が続くようになるのかは疑問です。
なぜなら、話を上手くするというのは、技術的に難しいからです。
もちろん、やってやれないことはないんでしょうけど、相当な訓練が必要ですよね。
そこで、お勧めなのが、話し方を練習するのではなくて、聞き方を覚えるということ。
あなたも聞き上手はモテる、という話をどこかで聞いたことがあると思います。
まずは、ここからはじめてみてはいかがでしょうか。
心理カウンセラーの聞く技術を使うと、相手に「聞いてもらっている」という感じを持ってもらえます。
その前にまず、どうして相手の話を聞くと好かれるのか?というお話をしたいと思います。
それは、受け入れてもらえていると感じるからです。
面白いことに、人は自分のことを知ってもらえている程度に相手を好きになります。
ですので、いろいろ話を聞いてもらって、自分のことを知ってもらえると、
この人は私のこと理解してくれる、と思えるんです。
最初は形から入っても構いません。
むしろ、最初から相手の話を真剣に聞く、ということができる人もいないと思います。
やっていくうちに、だんだん気持ちも伴って相手の話を聞けるようになってきます。
僕は、これを「なんちゃって傾聴」と呼んでいます。
もしあなたが会話が苦手だとしたら、まずは聞き方を覚えてみてください。
相手の話を聞けるようになったら、不思議と話す方も上手くなっています。
本当の話し上手は相手の話を聞ける人です。
では、どんな聞き方がいいのでしょうか。
それは、傾聴と言われるものになります。
自分の都合や価値観で相手の話を聞くのではなくて、相手が言っていることをそのまま素直に聞く、ということ。
これがまた難しい。
普通はなかなかできない。
ほとんどの人は、相手の話を聞いているようで本当は何も聞いていないです。
例えば、昼間のファミレスでペチャクチャしゃべっているおばちゃんグループの隣に座ってみてください。
相手の話を聞いているようで、全く聞いていないことに笑えてくると思います。
うん、うん言いながら相手の話を聞き流しているんですね。
カラオケで、相手の歌を適当に聞きながら拍手だけ入れて、本当は次は何歌おうか選んでいる、みたいな状態です。
こういうのもお互いにそれで気晴らしになるような会話でしたらいいのでしょう。
ですが、婚活のデートや結婚相手さがしをしていてこんな会話をしていたら、上手くいかないですよね。
そこで、まずは聞き方についてのおさらいです。
一言で聞く、と言っても2つあります。
1つ目は、「聞く」という漢字のきくです。
英語で言うと、hearに当たります。
これは、聞こえてくる、という意味です。
音は入ってくるが聞き流すという聞き方。
もう1つは、「聴く」という漢字のきくです。
英語では、listenです。
分かりやすくいうと、相手を理解しようとして聴くということですね。
この人は、どんな気持ちでこう言ってるのかな、とか。
ああ、大変やな、とか。
情報だけでなく、その相手が伝えたいことを汲み取ろうとして聴いているかどうか。
つまりは、真剣に相手の話を聞くということなんですけど、
言葉で言うのは簡単でも、本当に聞けている人はほとんどいない。
それでも、この相手に真剣に聞いてもらっている、と感じてもらいやすい聞き方はわりと簡単にできます。
また明日以降、この話をしていきたいと思いますが、
今日は、会話が続かないときは、聞き方を覚えよう、というお話でした。